鹿児島大学水産学部航海情報研究グループでは,1997年より海洋ごみ問題解決のため,さまざまな取組みを行ってきました。 ここでは藤枝がこれまで行ってきました研究調査・講演活動,発表論文などを紹介します。 現在,内容を充実中です。
海ごみ研究室では,1998年8月より毎月,鹿児島県日置市吹上浜の調査海岸線延長1.6kmの区間で,指標漂着物の採集調査を行っています。上図は,1998年は8月からの日本,韓国,中国,台湾を消費国とするディスポーザブルライターの年間漂着量の推移を示したものです。1998年8月に起きた越境ごみ大量漂着事件後,中国・台湾を起源とするごみの漂着量は減少しましたが,2006年に再び大量漂着がありました。さらに2013年7月から11月の4ヶ月間には,2006年の7倍の漂流物が吹上浜に漂着しました。
以下の警報・注意報では,毎月のモニタリングの結果より,九州西岸における漂流ごみの大量漂着情報をお知らせしています。鹿児島県でのクリーンアップ事前情報としてもご利用ください。また警報・注意報発表後は,九州西岸,北岸,日本海への漂流漂着が予想されます。これらの地域では大量漂着予報としてもご利用ください。
種類 | 警報・注意報 | 履歴 | |
越境ごみ 大量漂流漂着 |
履歴 | ||
国内起因ごみ 流出漂着 |
履歴 | ||
危険ごみ漂着 | 履歴 | ||
2014年10月21日更新/ 指標評価ランク T 鹿児島県吹上浜定点における2014年8月28日の定期調査の結果,2014年7月28日に発令されました「越境ごみ大量漂流漂着注意報」は解除されました。 (左写真/2009.8.12) |
Seafrogs/2014.10.30